指原莉乃プロデュース「=LOVE」における初期戦略
指原莉乃氏がプロデュースしている「=LOVE」の戦略を考察することで指原莉乃氏のプロデュース力を学んでいきたいと思います。
①声優×アイドル
アニメ市場とアイドル市場は2つとも大きな市場である。
声優とアイドルを融合させ、2.5次元アイドルと呼ばれたμ'sは大成功を収めた。
ゆくゆく、メンバーが声優を演じるアニメが放送され、アニメのファンも獲得するようになると、ファン層がアイドルオタク層からアニメオタク層にまで広がる。
2.5次元アイドルに3次元アイドルで培った知識・経験が加わるとなると新しいアイドル像が生まれるかもしれない。
②ストーリーをつくる
=LOVEは、代々木アニメーション学院と秋元康氏、指原莉乃氏がタッグを組んだプロジェクト。他のアイドルグループと違い、環境が恵まれ過ぎています。
環境が恵まれていることは必ずしも良いこととは限りません。秋葉原の小さな劇場から東京ドームを目指すAKB48の成長物語に多くの人が共感し、応援したことを考えると、下からはい上がり、成長し成功していくストーリーを描くことは=LOVEにとって難しいはずです。
・MVの冒頭
・ドキュメンタリー映像
この2つでストーリーをつくることにトライしているように思えます。
(YouTubeより)
「あなたたちは売れません」という説教から始まるMV。デビューまでの道は平坦なものではなかったという想像をさせられます。
その他公式YouTubeチャンネルにアップロードされているドキュメンタリー映像でもレッスンで泣いている姿が多く映っている。
恵まれている環境だからこそ与えられた大きなハードルを越えていくストーリーがファンにしっかりと伝わってきます。
③48グループの連想
・MVに出てくる砂浜
(YouTubeより)
AKB48「ポニーテールとシュシュ」に代表されるAKBグループのMVでよく出てくる砂浜でのダンスシーンが中心としたMVとなっている。
=LOVEのことを知らずにMVを観た人はもしかするとAKBグループの新しいグループができたのかと想像したかもしれない。
・全国握手会
9/4,9/5に=LOVE全国握手会が行われた。全国握手会はAKBファンにとって聞き慣れた言葉である。
握手会をグループの活動の主軸におくことが考えられる。
指原氏のファンは主にAKBグループのことを好きなファンだ。まず、指原氏のファンを=LOVEのファンにするためにはAKBに似た戦略を立てることが有効的だ。
④最後に
=LOVEのデビュー曲はYouTubeでメジャーデビュー日までに約50万回再生された。テレビの音楽番組で=LOVEをみる機会も多い。
メジャーデビューは成功に終わったのではないだろうか。プロデューサー指原莉乃は何点をつけるか気になってしまう。
自身がアイドルとして得た経験を今後の=LOVEの活動にも活かしていかれるのだと思うとワクワクしてくる。
これからも活動をウォッチし、自分なりの考察をまとめていきたいと思います。
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